「テレビに子守をさせないで」じゃあ誰がするんだ、と途方に暮れたあの日。
一昨年、家庭のバッタバタに巻き込まれ、太朗は急激にテレビっ子になりました。
「テレビに子守りをさせないで」
小児科なんかによくあるポスターの言葉です。
…この状況でじゃあ誰が子守りするんだー!!!
良くないのはわかってますよ…だけど、現実を見て。
旦那はちっとも家に帰ってこないんです。
そして帰ってくるたびにわけのわからない爆弾を持ち帰ってくるんです。
例えば来週には家出て行って、とか。
例えば一人で住むためのマンション、契約してきたから、とか。
そしてある日子供達との散歩の帰りにでっかい車が止まってるなぁ…と思って家の駐車場に目をやると、我が家の愛車(去年買ったやつ)がレッカー車に連れ去られようとしているんです。
もう、私の頭の中も心の中もぐっちゃぐちゃでした。
そんな中でも子供たちは泣くし叫ぶしウンチもおしっこもするし、おなかもすくんですよ、えぇ。
無・理!!
いや、無理だから!
これで子供達と楽しく遊べるほど、私の精神強くない。
家にいても仕方がない、と思って外に連れ出すと、やたらこのポスターが目に付くんです( ;∀;)
子どもたち(主に太朗)が一人で勝手に遊んでくれて、その間自分は放心できる、児童館みたいなところには必ずある。
よく行くスーパーにも必ずある。
そんなの例外はいくらでもあるってわかっちゃいるんです。
仕方がない時もあるって。
でもね、普通の親は自分の子供を少しでも良い環境で育てたい、って始めから思ってます。
一人でこのポスターに語り掛ける、怪しい女笑
ねぇ、じゃあどうすれば良いの?
そして昨年、太朗は初めて幼稚園(子ども園)に通い始めました。
急激にテレビを見なくなりました。
っていうか、見る時間が無くなりました。
私が仕事の時間帯は毎日幼稚園で遊んで、いろいろ学んで帰ってきます。
それはもう、せっせと通ってます。
仕事に通うように幼稚園に通っている感じですね。
相変わらずのテレビっ子ではあるけれど、他の遊びも大好き。
「テレビに子守をさせないで」
わかります、でもね。
私はあの日、本当に途方に暮れました。
仕方がないというのは言い訳。
子どもの今は一度しかないですから。
どんどん自分の首が閉まっていきました。
だけどあの日々の中で子守をしてくれる人がいなかったら乗り切れなかったと思います。
そして今、時間がある程度解決してくれるんだと思いました。
いつの日かテレビに子守をさせた、今も時々させているつけがやってくるのかもしれません。
先のことはわからないけれど、親子が笑顔で過ごせる日々が一番大切だ、と思う今日この頃です。
終わりです!